今年2018年(平成最後の夏)の夏の甲子園は、第100回でなにかと注目されていました。
甲子園の土がメルカリで出品とか、そもそも今年の異常気象の炎天下の中で野球させるのはいかがなものか?試合以外の面でも色々と注目を浴びた気がします。
僕の地元の高校(南北海道:北照高校。母校では無いですよ、地元小樽の高校です)も甲子園に出ましたが、残念ながら初戦敗退。がっくしでした。
そんな中、決勝戦がこれがまたドラマティックだったんですよね。
大阪桐蔭 vs 金足農業高校
この決勝、火曜日の14時と言う夏休み明けのサラリーマンにはきつい時間帯の試合だったので見れませんでしたが、もし家にいたら絶対に見たと思います(それでもかなりの視聴率だったとか)
大阪桐蔭は私立の高校で、甲子園に何度も出ており、現在もっとも勝率が高い高校だそうです。(どうにも、決勝戦まで行った場合の決勝の勝率100%だとか)
今回優勝すれば、史上2回目の春夏連覇となります。
対する、金足農業は公立高校。決して野球に強い訳ではありません。ってか、大阪桐蔭が全国のエリート中学生の集団に対して、金足農業はすべて秋田産。地元民です。
今回優勝すれば、東北の高校で初の甲子園優勝。
どちらにしろメモリアルな試合だった訳ですね。
でも、地元民の農業高校で決勝まで行けたって言うんだから驚きですよね。
高校野球は本当に(たった)3年間の球児の思い出です。だからみんな一生懸命戦う。負けたらやっぱり高校生活が終わっちゃいますからね。
僕は高校野球は地元同士の祭り(代理戦争!?)だと思ってます。
ツイッターでは「強豪校同士の戦いがみたい。正直いって農業高校とかよりも横浜高校とかに出てほしかった」なんて言う意見がありましたが、僕は「は?なら、プロ野球とかメジャーリーグ見ろよ」って感じですね。
全国の高校が戦って決勝に進出する訳ですから、実力と運がある訳です。だから面白い。
んで、今回の決勝戦、ちょいと思ったことがあるんですよ。
言い方悪いですけれど、例えばスマホのソシャゲに例えると、
重課金勢の大阪桐蔭 vs 無課金勢の金足農業
って感じがするんですよ。
たまたま、金足農業がチュートリアル後のガチャで★5のウルトラレアの吉田君の引いたのが大きかったのではと思います。
大阪桐蔭は、入部人数がそもそも多いので、入学時点で10連ガチャを何回も回して★5で固めた感じがします。
ちなみに、今回の甲子園、試合終了後に虹が出たとか、試合中に秋田(金足農業の地元)で9匹の豚が生まれたとか色々と伝説に残りそうですね(これは爆笑問題のラジオで言ってました)
でも、でもね。
買ったのは大阪桐蔭なんですよ。なんか悪役見たいな扱いされてるけれど、彼らだってレギュラーになるために、優勝するために血反吐はいて練習してるんです。「勝って当然」の中で戦うって結構厳しいものがあるんですよ。プレッシャーとかも。
見ている人にはジャイアントキリングを期待する人は多かった(実は僕も)と思いますが、結果は大阪桐蔭の圧勝。
結果を出すって大事だし、やっぱり認められるべきだと思います。
テレビのニュースとか見ていると、なんか金足農業ばっかりピックアップされてて、なんか今年の大阪桐蔭の学生可哀相だなって思いました。
もちろん、秋田という地元に勇気を与えたっていうのもわかるし、僕もインタビューとか地元の応援を見ていたら勇気をもらいました。
この前のW杯の日本代表もそうなんですけれど、チームプレーのスポーツって勇気を貰えるんですよね。これ、すごいいい事だと思います。
さて、甲子園が終わればU-18日本代表として、アジア選手権が待っています。
昨日の敵は今日の友。
さぁ、これから日本を応援しようではありませんか!