サラリーマンって沢山いますよね、僕もその1人です。
“社畜”なんてへんな呼称が付けられることもありますが大体は楽あり苦ありで楽しみながらやっているのではないでしょうか?
自由に生きるサラリーマン!…って言うと誰を思うでしょうか?ZOZOの田端さんでしょうかね?まぁ、Twitterで自由に呟いているだけかもしれませんが…
僕はもっと前から「この人達自由だなぁ」って思ってる人がいます。
HTB、北海道テレビの藤村 忠寿さんと嬉野 雅道さんです。あのモンスター番組「水曜どうでしょう」のディレクターとカメラマンさんですね。
どうでしょうの爆発的ヒット後、アーカイブとして過去作品をDVDに再編集する仕事をしています。
大泉洋さんは今は超人気俳優ですし、鈴井さんはプロダクションの会長(当時から社長でしたが)なのでブッキングは難しい。
でも、自分たちで舞台やったり、トークショーやったり、本を出したり。
基本的に自由な人です。コンテンツ事業室なる”自由な場所”を与えられてますね。
まぁ、自社に多大なる貢献をしたので偉くなるのかと思えば自由に動ける立場(ある意味名誉職)を選んだみたいですね。
さて、この2人が満を持してyoutubeに乗り込みました。編集はYouTuberですが、監督は藤村さん。
これね、おろそしい事だと思うんですよ。
誰でも動画がアップできるYouTubeの世界。最初の頃は「俺も”水曜どうでしょう”みたいな動画をアップしたい!」なるクリエイターが沢山生まれたと記憶してます。
それを見る度に「あぁ、どうでしょう意識してるなぁ、サブいなぁ」なんて思ったものです。
それらを淘汰すべく、おっさんが壮年YouTuberとして立ち上がります。
美味い酒が飲みたい、金は欲しい。
…彼らは正直です。昔からそうだった。
例えばYouTuberが「森伊蔵飲んでみた!」とかの動画を上げたとしても、その後、藤村さんが「じゃぁ、じゃぁ、飲んでやろうじゃーないか、なんて言うんだい?森伊蔵って言うのかい?さぁて、飲むぞぉー」なんて本家が襲ってくるわけです。
「演奏してみた」って動画をアップして「上手いですね!」なんてチヤホヤしてる時に「本人が弾いてみた」って出てくるようなもんですよ。怖すぎます。
あとは編集方法ですね。
このYoutube特有の「視聴者への語りかけ系」の動画の編集ってのがモロに「水曜どうでしょう」なんですよね。
発言と同時にテロップを出す、転換時の「ドドン!」と言う音。今のyoutubeなら当たり前ですが、いわばこれらの原点って”どうでしょうメソッド”なんですよね。
本家本元来たる!
あとは伝家の宝刀”どうでしょうフォント”も大々的に出せますからね。
ただの金持ちのおっさんの道楽じゃないんですよ、未だに最新作が期待されている水曜どうでしょうのディレクターとカメラマンですからね。
それをみて「劣化どうでしょうじゃん!」なんて言えませんよね。本人達がやっているのですから。
開設してチャンネル登録者数が1日で15万人に到達したらしいです(僕も登録しました)
若手YouTuberさん、正攻法で真似をしていたら勝てませんが、参考にはなるでしょう。
そもそも水曜どうでしょうもゲリラ戦法でのし上がって来ました。
平成最後に黒船来たる!なのか、おっさんのひと時の道楽なのはわかりませんがなんか面白くなってきたなぁって感じです。
では。