あいみょんと言う女性シンガーがいます。若者の中でかなり人気らしくて、その中でも「”マリーゴールド”って言う曲がいい曲だ!」と言う噂を聞いてました。
んで、実際に聴いてみて「あぁこの人、スピッツとか小沢健二聴いてたんだな」と思いました。
Aメロの雰囲気(コード進行)がスピッツの”チェリー”で、サビは小沢健二の”さよならなんて云えないよ”を思い出させてくれたからです。
ネットではゲーム音楽(”メダロッド”と言うゲーム)のパクリだ言われて叩かれていますが、発売時期から考えて小沢健二の”さよならなんて云えないよ”の方が先ですね。まだ浅い。ネット民はゲームはやってたけれど音楽はあんまり聴いていなかったんでしょうかね?
どうにもあいみょんさん本人も雑誌のインタビューとかで「スピッツとか小沢健二さんの影響を受けている」との事。
なら、納得ですね。90年代のミュージシャンにインスパイアを受けると言うのは僕としては嬉しい限りです。
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音楽の世界にはコピー、オマージュ、パクリとか言われる事があります、でもそれで叩くだけではなく、その元曲(原曲)に触れて、その世界を知る事って大事な音楽への道なのではないでしょうか?
奥田民生さんがプロデュースしたPUFFYの曲は完全にビートルズの音楽をオマージュしております。この場合のオマージュは「曲にビートルズ愛を込める」って意味ですね。
実際にビートルズの曲と同じフレーズが出てきたりするので、ビートルズを知っている人は思わず「ニヤリ」として「民生、わかってるなぁ」となってしまう訳ですよね。そこに「パクリだ!真似だ!けしからん!」なんて言う感想は一切ありません。
僕は「これは俺(私)のオリジナルだ!誰の曲とも違う!完全に自分で作ったんだ!」って言わない限り良いと思います。
コードが同じ、展開が同じ。結果メロディーが似る。これは仕方ないんですよ。
音楽のパターンはクラシック音楽とビートルズで使い果たされたとか言われています。
同じコード進行ってのは仕方ないんです。
でも、メロディーが違うとかそう言うのでいいんです。
Youtubeで「似てる曲」とか「日本 カノン進行」とかで調べてみてください。沢山そう言うページがヒットします。
それらを見ながら思う存分、パクリ・オマージュ・パクリについて友達やネットと議論してください。それが日本の音楽の発展につながると思います。ただ、叩くだけでは音楽は発展しません。
「あ、いい曲(メロディー)思いついた!」って時は作曲する人なら多いと思います。僕もそうです。
んで、よくよく思い出すと人の曲だったりするんですよね。
「でも、この曲、誰々と似てるからやめよう」って思わない方が良いと思うんですよね。それこそ「あの人のあの曲風な曲を作ってみた」なんて発表してみてはどうでしょうか?
僕はそれが日本の音楽としての延命や発展に繋がっていくんじゃないか?って思うんですよ。
このままではAKB系列とジャニーズ系とEXILE系だけの世界になってしまいます。
みなさん、どう思いますか?