“開かずの踏切現象”と言うものがあります。
主に都市部でかつ電車が多い場所で発生する現象で、下りの電車待ちで踏切が降りている間に上りの電車が近づき結果、下りの電車が踏切を通っても今度は上りの電車待ち、そうこうしているうちにまた次の下りが…
って言う感じでどれだけ待っても踏切が開かないと言うものです。
昔は神奈川県の戸塚駅が開かずの踏切で有名でした。歩行者は歩道橋と言う逃げ道があるのですけれど車はハマってしまったら待つしか無いんですよね。詳しい人なら迂回路とか見つけられるかもしれませんけれど踏切と言う構造上なかなかそれも難しいですね。ちなみに聞いた話だと戸塚駅は今は改善されて良くなっているそうです。
さて、僕が住んでる南武線・矢向の踏切も”プチ開かずの踏切”になる時間帯があります。通勤時間帯にあたる、朝と夜に”開かずの踏切”になる事があるんですよね。頻繁と言うわけでは無いですけれど「あちゃー」って思う事は度々あります。
南武線はそんなに開かずの踏切ってのは無い思うんですけど、以前日テレの情報番組”スッキリ!”を見てたら別の駅ですが南武線の開かずの踏切特集をやってて「やっぱりそうなんだ」と思ってました。
さて、今日も今日とて散歩中に”プチ開かずの踏切”を待っていたのですけれど、その途中救急車がサイレン鳴らして走って来たんですよ。でも、その救急車も踏切を待つしかないんですよね。
普通の道路(公道)なら信号を止めてでも進む権限を持ってますが電車(踏切)には勝てない模様。どうしようもないんですよね。
こんな事考えたくないですが”この踏切を待ってる間に一命を落とした”なんて状態になったらどうなるのかな、と。不謹慎かもしれませんが可能性ありますよね。
また、夏のように炎天下の中で長時間開かずの踏切を待つのは体力的にも精神的にもキツイです。「(こんなに待つなら)ならもっと遅く踏切下ろせよ」って感じでイライラしてしまう自分がいます。
ちなみに南武線は全線に渡って今後陸橋工事する予定だそうです。それにより開かずの踏切が解消する模様。さすがに数年後って訳には行かないと思いますけど
将来の人々は開かずの踏切を待つようなことが無ければ良いですね。
「昔はね、開かずの踏切りってものがあったんだよ」
「ねぇねぇ、踏切って何?」
「おやおや、そこからかい…」
みたいな未来が来るのかもしれませんね。
ちなみに駅から我が家へ向かう先に単線の貨物用線路があり、これまたのんびりと24両位もちんたら移動してますので、これに関しては文句は言えませんが遭遇したら「あちゃー」と思ってしまうんですよね。とほほ。
では(踏切を待ちながら)