さて夏ですね。社会人の人はもう夏休みは終わり。学生もそろそろ「あぁ、終わってしまうんだなぁ」と思い始める頃ですね。
みなさん、夏バテしてませんか？
食欲ちゃんとありますか？そうめんでお茶を濁してませんか？
ってな訳で今回は食欲を増進させるべくグルメ漫画を紹介してみようかな？と思っております。
その漫画の名前は”野原ひろし昼メシの流儀”と言います。
「野原ひろし」と言えばあの有名漫画「クレヨンしんちゃん」に出てくる足が臭いけれどよくよく考えてみればすげーエリートじゃねーか！映画でもいいセリフ吐くし、で有名なあの”野原ひろし”さんです。
と、言うことでこの漫画、最近はやりのスピンオフ漫画と読むことができます。一応[キャラクター原作]と言う形でクレヨンしんちゃんの臼井儀人さんの名前があります。
漫画を描いているのは塚原洋一さん。僕が知っている限りではパチスロ雑誌が流行っている時代にパチスロの漫画を描いていた人です。最初見たときは「え？なんでこの人が？」と思ったのですが、まぁ良いです。
まず読んでみましょう。
するとまずわかるのが“原作のタッチを活かそうと全く思っていない”事がわかります。基本的にスピンオフ漫画ってのは原作のテイスト・タッチがありきで活きるものですが、この漫画ではそんな感じ一切なし。
鼻から何かを出していると読み取れるコマ。
ネットでは「自分を”野原ひろし”だと思い込んでいる人が飯を食う漫画」と言われていますが、僕も同感です。
“孤独のグルメ”が流行った頃にYoutubeで”孤独のグルメ”もどきの動画が大量に出たり、実際にサラリーマンが出張先で一人脳内で”孤独のグルメ”ごっこを繰り広げていたと思います。
今回はその主役がクレヨンしんちゃんの”野原ひろし”さんって事だけですね。
あと、この漫画グルメ漫画の程を名乗っていますがおそらくギャグ漫画です。なぜなら「美味しそうに感じないから！」ですね。
グルメ漫画と言えば「うわぁ美味そうだな、今度俺も食いに行ってみよう」とか「これ今度家で作ってみよう！」と思わせる魅力があります。が、今作にはそう言うニュアンスが感じられません。
サングラスをかけているのではありません。この人の作風なのです。
ただ、それらを全部飲み込むとこの漫画を読むことができます。
特に共感することもなく、かと言って爆笑する事もない。ある意味これだけの題材を使って虚無を描いた稀有な作品かもしれません。
かろうじて出てくる野原家の香り
今、何巻まで出ているのかは調べていないのでわかりませんが、家には2巻までありました。もはや、この漫画は”ネタ漫画”として成仏してもらうのが一番だと思いエントリーを書くことにしました。
でも、なぜか妙に読みたくなる時があるんだよなぁ。って事で漫画喫茶とかで見つけたら飲んでみてください。
では。
一巻の最後には本家”クレヨンしんちゃん”の漫画抜粋が載っています。このためだけに購入する価値あり！
