矢向のBARにたまに行きます。地元なので歩いて帰れるし、常連客と楽しく話したりできるからです。
お酒を飲む時には食べないと言う僕にとって居酒屋はちょいと辛いので、重宝しております。
で、マスターの仕事を見ていると「俺には出来ないなぁ」と思っちゃうんですよね。
「お酒が好きな人には天職ではないか!!」と単純に思うかもしれませんが、これがなかなか辛い仕事だと思うんですよね。
BARのマスターは本当に大変!
基本は立ち仕事です。個人店だと休み以外毎日出勤しないといけません。飲食なので、基本的には夜から明け方までの営業となります。ある意味昼夜逆転ですよね。昼間も起きているとしたら、かなりの睡眠時間を削らなければいけません。
また、お客に要求されればどんなお酒でも飲まなければいけません(売上になるから)これは結構辛いかもしれませんよね。店が開いた途端にお客様からテキーラなんて貰ってしまった場合は、その後の仕事がかなりキツくなってしまうと思います。ビールとかだとエンジンになって良いかもしれませんけれど。
トイレは自由だと思いますが、何時間も立ってないといけないし。そもそも休憩ってのがありません。これはかなり辛い。足に疲労が蓄積しそうです。
もし、軽食などのおつまみを調理して出すBARは食中毒を起こしてしまうと一発で営業停止になってしまうと言うリスクもあります。なので細心の注意を図らなければなりません。
時には泥酔した客も捌かないといけないし、お酒が入っていれば喧嘩が発生することもあります。そう言うのにも警戒しないといけません。もちろん、お客様に話しかけられたら受け答えするのは大前提です。なので話術も必要ですし、センシティブな発言をする人も無視するわけにはいけません。
売上につながるお客様が毎日一定数来る保証はどこにも無い訳でノルマを作ってもお客様次第なのです。これも営業努力だけではなんとかなるものでは無いのですよね。せいぜい、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSで宣伝する事しか出来ないですからね。
後、どうにもどこの世界にも「2,8の月」ってのがあってお客様が来なくなってしまうそうです。こればかりはどうしようも無いと言っておりました。
そう言う色々な対処をしないといけないし、毎日(定休日はあるとして)だとすると僕には絶対に出来ないなぁって思って。こう言う仕事をしてる人は凄いなぁと素直に尊敬します。
凄いなぁ。本当にすごい。
僕はお金を払ってお酒を飲む客の方が似合ってるってー事ですね。