はじめに
趣味で音楽をやっています。最近、デモ曲レベルでは無くてボーカル以外のパートをしっかりと作り込むと言う練習をしています。
利用DTMはApple社のLogic Pro X(現Logic Pro)です。使い方も大分慣れてきました。まだ使いこなせてないんですけれど、曲をしっかりと作り込むと言う過程で徐々にスキルアップしていきたいと思っています。
で、新曲を作りたいと思ったのですけれど、音源として”オーケストラヒット”が欲しくなったんですよね。Logic Proの音色としてあるかな?と思ったんですけれど無かったです。と言うか最近になって知ったんですけれど”オーケストラヒット”を知っている人が今はあんまりいないみたいなんですよね。
オーケストラヒットとは?
1980年代後半から1990年代前半の日本の曲には沢山使われていた音色で、ローランドの名機”SC55”とか”SC88”に入っていたんですよね。
MIDI時代の名機SoundCanvas!!
正式名称は”オーケストラル・ヒット(Orchestral hit)”と呼ぶそうです。
音としては、一言で言うとオーケストラで「ジャンッ!」って言う音です。
オーケストラヒットは楽器と言うよりサンプリング音源なんですよね。
で、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーが1910年に発表した火の鳥がベースとされているそうです。
組曲「火の鳥」の一構成である「魔王カスチェイの凶悪な踊り」の冒頭部分。3つの装飾音に続いてフォルテが3つついた「フォルティッシッシモ」の音をオーケストラがトゥッティ(全体)で非常に力強く演奏する部分です。-GIGAZINEより引用
ここぞ!と言う時にアタックとして使うのが一般的です。ネットで調べると最近はレトロ感を出す時に使われるとか…うーん、時代なんですね。今でも全然通用すると思うのですが…
ちなみに最初にこの音をサンプリングした人は”火の鳥”のレコードを600円で買ったそうな…これがここまで広まるとは思っていなかったでしょうね。
作りたいので探してみました!
僕もぜひ使ってみたいので無料の音源を探したのですが、これが見つからない!びっくりしました。あんな有名な音源がないなんて!って感じです。(無料で検索しているからかもしれませんが)
http://ypsilonmusic.seesaa.net/article/404862074.html
僕はLogic Pro Xを使っているので上記サイト(感謝!)からサンプリング音源としてEXS24を使ってwavを取り込んで作成することに成功しました。
ここでは、その作り方を書いておきます。
まずは前提
まずは前提なのですが、EXS24で編集できるようにしておきます。(デフォルトではEditボタンが出てないってのがなんとも…)
Logic Pro Xの環境設定>詳細ツール…を開きます
詳細編集がチェックされている事を確認します。(されていなければチェックです)
ここからサンプリング
そこでEXS24を起動します。
Editボタンが表示されるようになっているので、そこをクリック
インストロメントエディターが立ち上がります。ここにサンプリングファイル(Wavなど)をドラッグ&ドロップします。
複数音源(キー違い)が用意されている場合はこんな感じになります。1つのファイルでもキーを自動認識します(これがすごい!)
閉じようとすると保存を聞いてくるので、ここで名前をつけましょう。
こんな感じです(ここは英語名の方が良いのかもしれません)
このように表示されれば完成です。実際に音を出して確認してみましょう。
終わりに
と言うわけで、僕自身オーケストラヒットの音色を探していたんですけれど、このEXS24(サンプラー)、かなり面白いと思います。キーを自動認識して音を作ってくれるのは圧巻の一言です。
これの使い方を覚えてしまったら、どんどん音楽の幅が広がると思うんですよね。他のDTMではどうなのかはわかりませんが、Logic Pro Xすげーなーと思った次第です。
これで、「無い音色は作る!」ってことができると思います。昔からサンプラーは欲しかったんですけれど、EXS24がそれだとは…とにかく驚きです。
おすすめですよ!