はじめに
電波少年ほど過酷ではない。
大食い選手権ほど不快感はない。
でも、芸人が一生懸命がんばる番組、それが昔放送していた”いきなり黄金伝説(テレビ朝日)”です。
この番組面白かったのですけれど、いつの間にか終わってしまいました。”いつの間にか”と書いたのは終盤の方は番組の内容が面白く無くなってしまい見るのをやめていたからです。
でも、本当に芸人が頑張ってた番組だと今でも思ってます。
いろいろな企画
海砂利水魚から改名したくりぃむしちゅーが1週間クリームシチュー(名前だけに)だけを500杯を食べるだけの生活するとか(これは伝説失敗してアンタッチャブルがリベンジマッチしました)、オードリーがファミレス(サイゼリア)のメニュー全部食べるとか…
はたまた、よゐこ濱口さんが1週間で煎餅を1000枚全部食べるとか…
今では中堅、大御所と呼ばれる芸人も若い頃にチャレンジしていたんですよね。
確かに食の偏りはありますが大食い番組ではないですからね。無茶だけれども怪我するほどではない、そう言うゆるいラインを攻めた番組でした。
個人的にはコンビで参加してる企画に関してはコンビ間の人間性も垣間みれて楽しかったですね。
あとは食費、水道光熱費を含めて1万円の予算内で1か月生活する名物企画もあり、あれも最初は面白かったです…破天荒でしたね。お酒を買う人とかもいて「それは無茶!」なんて思いながら見てました。
まぁ、”ミスター1万円生活”と言われるオードリー春日さんの節約っぷりが他を圧倒し過ぎて企画が壊れたとか言われていますが、後半は節約料理のレシピ番組に成り下がったので、それはそれで(消えて)良かったと思っています。
無人島0円生活(よゐこさんが有名ですね)もあり、「獲ったどーー!」もここで出た名言ですね。
本当に良い線をついた企画を芸人がチャレンジしていった番組でした。
今思えば
今思えばプチブレイクやこれから旬になる芸人の登竜門だったような気がするんですけどね(2020年だと”ぺこぱ”あたりが呼ばれそうな番組です)
たとえそれが”やらせ”だとしても僕は良かったと思います。バラエティーだとして見ればですが。
昔はそう言う尖った番組がテレ朝には沢山ありました。主に深夜ですね。
でもテレ朝は戦略が下手で深夜帯で人気が出てきた番組をゴールデンタイムに持っていった結果、30分番組が1時間になって間延びしたり、ファミリー層のことも考慮して丸くなっていってしまい本来の持ち味を無くしてしまうんですよね。
これは非常に残念な事です。
(これに関してはフジテレビなど他局も同じ失敗をしてますが…)
終わりに
最近、若手がネタ以外で知名度を売る番組が少なくなってきたような気がします。かと言ってネタ番組自体も無くなってきてますし…
(エンタの神様は僕的にはお笑い番組として認めてません)
まぁ、黄金伝説自体も最後の方は半分情報番組になっていたり、ギャル曽根を出して大食いをやると言う最初の精神とかけ離れてしまいました。
また、深夜枠でそう言う番組やらないかなぁと思います。ちょいと名の売れた芸人がチャレンジできる番組を…
そうしないとせっかく賞レースに勝ってもすぐに消えていきそうです。
では。