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SI業界もゴシップがお好き

ゴシップが好きです。けしからん!とか言う正義感は全くなく、ただただゲスい話が好きなだけです。おぎやはぎさんのラジオでは大抵ゴシップを扱ってくれるので助かっております。

さて、僕が勤務するSE(SI)業界もゴシップが好きだったりします。芸能ゴシップではなくて、職業ゴシップですね。

Gossip girls

一番盛り上がるのが、システムトラブルです。勿論、あってはいけないシステムトラブルなので起きないに越したことはないのですが、それでもシステムトラブルは発生してしまいます。

ニュースになるくらいのトラブルになるとざわつきます。
「一体どこのベンダーが受注した仕事だ!?」って事になるんですよね。

我々の業界も受注するためにはコンペしないといけませんからね、勝ち負けが存在する業界。それも何十億円の案件ですから。

一番厄介なのは、今まで自分の会社のお客様のシステムの再構築を他社に奪われてしまうケース。”他社リプレース”なんて呼ばれており営業の評価が著しく下がるケースですね。

僕たちエンジニア側もより良い提案、そして極限まで無駄を削った見積りで戦う訳ですが、負ける時は負けます(たまに政治的理由(偉い人がうちの会社嫌いとかそんな理由)で負けます)

さて、冒頭の話に戻ってシステムトラブルが起こると、まず我々の業界は「自分の会社のシステムか!?」と言う切り分けを行います。自分の会社だったらさぁ大変…なのですが、これが他社(結構ベンダ名がわかったりする業界なんです)だとわかった瞬間です。

別に、笑ったり「ざまぁー!」とか言うつもりはないんですよ。ATMや鉄道ダイアとかなど社会インフラに関わる部分のシステム障害は笑って過ごせないインシデントですからね。

そう言う時に思うのは「こりゃー24時間体制で復旧作業だな、いつまでに復旧するんだろ」って言うものなんですよね。

みずほ銀行のシステムリプレースはIT業界では”絶対に負けられない戦い”なんて揶揄されていました。
この日本のサクラダファミリアと呼ばれていたシステムは日本中の殆どのベンダが参加していたので、冗談ではすまなかったんですよね。

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この程度のゴシップは転職でも使われます。自社の社員が会社を辞めるときって親密度にもよりますけれど、大体転職先の噂が入ってきます。
「おぉ、あそこいくのか!外資だから金は良いと思うけれど厳しいぞ」みたいな感じですね。

僕は結構後輩と仲良くやってるので、フランクに「転職しようと思ってるんですよ…」みたいな相談を受けたりします。
僕個人としてはやめて欲しくは無いんですけれど、人それぞれ事情があるので、僕としてはフラットな立場でメリデメを言うようにしています。

辞めて行った後輩たち…頑張っているだろうか!?もしかしたら、別の現場で(ライバルとして)出会えればいいな!なんて変に期待している僕がいたりします。

ちなみに、SI業界の男性は、飲む・打つ(今はスマホゲー)・買うが大好きな人種なので、「誰と誰が不倫している」みたいなゴシップは全く入ってきません。
そこらへんもエンジニア業界だなぁ〜なんて不思議な納得感があったりします。

今回はここまでって事で、一つ何卒。

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