恋をした。地元のコンビニの店員さん。愛想が良いとかそう言うのはなく、なんとなく好きになった。もちろん、一方的な片想いである。
年齢は幾つ位であろうか?おそらく20代だろう。薬指に指輪をしていないのを素直に信じるしかない。
僕は46歳。年齢差がありすぎる。
わざわざ電車に乗ってコンビニにバイトに来ると言うのは今のご時世考えにくいので、おそらく矢向の人だと思う。
シフトは僕にはわからないので、コンビニに行って、その子がいれば「ラッキー!」って位。でも、その位でも幸せに感じられるのって良いじゃないか?
声をかけてみたいが、年齢差がそれを拒む。40代が20代に声をかけるなんてケシからん。40代は40代同士で黄昏流星群しとけ!ともう一人の僕が言う。あと、今太っていて自分の体型に自信がないのも問題点だ。
「僕はもう恋をする事なんてないんだろうな」
そう思っていた。
でも、可愛いコンビニの店員に恋したって良いじゃないか!と思えるようになってきた。
とは言え、別に告白したりストーカーになったりする気はない。
僕が30代でIT企業の社長でお金持ってれば声をかけれるのかもしれないが、もし自分がそう言う立場だったら、社交界の交友関係を作っていると思うので、一介のコンビニ店員に興味を持つことはないのかもしれない。
理想は、その子もお酒を飲む人で矢向の飲み屋で一緒に飲めれば良いなって感じ。高望みはしない。
そのくらいの恋が今の僕には合っていると思う。
異性を意識すると、痩せようと言うモチベーションにもなるし、仕事のモチベーションアップにもつながる。
一目惚れではない。
「あぁ、なんか綺麗な人だなぁ」と思う回数が増えていった結果、域値を超えて恋に変わったのではないか?と自分で判断している。
人間、何か目的・目標があった方が人生が楽しくなる。
それも、地元で会えると言うのはコロナ禍のご時世ありがたい。
キャバクラのねーちゃんとかに恋をしたわけではないので、お金を落とすことはない。コンビニなので、日常を過ごすために必要な金額しか使わないし、コンビニに大量にお金を落としたとしても、その子の給料が上がるわけではない。
僕は毎回タバコを買うので、僕が喫煙者であることも知っているだろう。できれば番号を言わなくても出てくるようになるくらいの仲にはなりたい。そう。高望みはしない。
新しい生活様式になってきている。元に僕は3月から会社に通勤していない。在宅勤務だ。結果電車に乗って”移動”する事は月に1回程度まで極端に減った。
矢向と言う街は”移動”しなくても楽しく過ごせる街である。一人で飲みに行ける行きつけの飲み屋も沢山ある。
自分でも意外だったけれど、通勤していた時より”孤独”を感じることが減った。と言うより全く感じてない。不思議な感覚のまま生きている。
その日常にあの子と言うスパイスがちょっと加われば僕の生活はもっと楽しくなる。
コンビニのレジは基本的にバイトである。なので、いつ辞めてしまうのかはわからない。それまでに、何か一つだけでも思い出を作りたいな、なんて思っている。
新しい生活様式も悪くないかもしれないな。
そんなことを考えながら生きてる。
さて、どうなるのだろうか?
自分の行動力にいささか期待している今日この頃である。
:
ここからは2021年7月10日の追記。
7月8日、何気なくいつものようにコンビニに立ち寄った。あの子がいた。が、名札の名前が変わっていた。入籍したのであろう。7月7日での入籍したのかな?相変わらず指輪はしていなかったけれど、幸せそうで何より。
夫婦別姓が騒がれる昨今、やはり、旦那の籍に入り、旦那の苗字を名乗ることに幸せを感じている人もいるんだよね、って。当たり前のことを当たり前に微笑ましく思えるのは幸せな証拠だ。バイトはある程度で辞めるのかどうかはわからないけれど、なんか他人事なのに嬉しく思ってしまった。
どんな恋に進展していくのか楽しみです。
陰ながら応援してます
ありがとうございます。
どんなふうになるかわかりませんが、何が起こるかわからないのが人生。
人生を楽しみます。