有吉弘行さんが好きです。MCとかでズバズバと話したり、まぁ庶民目線の正論を話していたりですね。
ただ、”お笑い芸人”としては有吉弘行さんで笑った事はないです。
僕が有吉さんを知ったのは”進め電波少年”って番組でヒッチハイクの旅をしていた時期ですね(当時は猿岩石と言うコンビ)
その後、”白い雲のように”と言う曲をスマッシュヒットで出したのち、見事に表舞台から消えます。
有吉さんの本を読んでいたらわかるんですけれど、「芸能界から消えるのは自分でもわかっていたので、人気絶頂の時のお金は貯蓄しておいて生活費として切り崩して使っていた」そうです。
んで、ダチョウ倶楽部の竜兵会に参加して奢ってもらったりしながら生活して、内村プロデュースで内村さんに見込まれて(猫男爵というキャラ)復活します。
その後ひな壇芸人としてアメトーークとかに出演して、『おしゃクソ事変』こと”毒舌あだ名芸”で二度目のブレークを果たすわけですね。
その後はみなさんご存知のようにMCとして人気者となった訳です。
ただお笑い芸人としてのブレークではないような気がするんですよね。ものすごいギャグを持っている訳ではないですし賞レースをとった訳でもないです。
でも、気がつけば大御所の位置にいる。
僕は、有吉さんは「お笑い芸人としてはつまらないけれど、”一般人代表”として芸人をやっている」と思うんですよね。
“ちょっと天狗になった一般人”
”一般人が思った悪口が電波に載っちゃった”
みたいな感じ、それが僕が有吉さんに抱く印象です。
別にこれ悪口とか「有吉はつまらないのに生意気だ」っていう気持ちじゃないんですよね。
居酒屋で酒飲みながら、芸人の芸見て「つまんねーな、おい」とか「これは面白いな」みたいに話す一般人の代表=有吉弘行さん。って感じがするんですよ。
代表的なものとしては”有吉の壁”と言う番組ですね。ある場所を貸し切って様々な芸人が所謂”モノボケ”を繰り広げます。そのネタのジャッジ(面白い、面白くない)を有吉さんが行うと言うもの。ある程度の忖度も見受けられますけれど、それも含めて「有吉さんもこの人には逆らえないのか」って楽しむことができます。
あと、有吉さんは10年以上前から日曜の夜にラジオをしていますけれど、本当に下世話、下ネタのオンパレードです。
おぎやはぎさんの毒舌が苦手な人が有吉さんのラジオを聞いたら気絶すると思います。それほど酷い。でも面白い。
有吉さんで笑うというより、有吉さんの毒舌(や一般人から考える正論)に対して、「そうだ!そうだ!」って感じで納得した笑いなのではないのかなぁ?って思うんですよね。
かと言って代わりになるような芸人がいるか?と考えるとちょうど良い人がいない。
ドラクエウォークが流行った時は変に課金とかせずにひたすら歩いて痩せちゃった芸人、有吉弘行。
フライデーはされるけれど、スーパーで自炊用の買い物をした写真くらいしか載せるものがない芸人、有吉弘行。
普通に風俗に行っていることを公表して「(女性との行為には)お金を払わないと失礼にあたる」と言う持論まで持っている芸人、有吉弘行。
有吉さんは上手く立ち回った稀有な例だと思うんですよね。
太田プロの芸人を面白く弄って楽しく芸能界をやっている、そんな一般人、有吉弘行。
そんな有吉さんももう46歳(2020年現在。46歳から年齢非公表にしたそうです笑)、そろそろ良い相手と出会えると良いですね。→2021年、かねてから噂のあった夏目三久とゴールイン!おめでとうございます!
では。