はじめに
SUSURU.TVが好きです。SUSURU.TVってのは『毎日ラーメン健康生活』をモットーにラーメン屋を紹介しているYoutubeチャンネルでものすごい人気があります。
僕もちょくちょく見て「美味そうだなぁ」なんて思ってるんですよね。
さて、僕がウォッチしているブロガーに寿司屋の記事を沢山上げている人がいて、値段が高い安いはあるにせよ基本的に「美味しいです!おすすめ!」しか書いてなかったりする人がいます。何がどう美味しいのか?この店のおすすめは?とか全くわからないのでそんなに参考にはなりません。
ちなみに僕のブログにも食べ物のカテゴリーがありますが、「まずいらーめん屋に遭遇」とか普通に書いてます。まずかったらから不味い、と。ただ名誉毀損にならないように店名は伏せています。
さて、グルメ系ブロガーやYoutuberってまずい店に遭遇したらどうするのでしょうか?ちょっと気になってしまいました。
SUSURU.TVの場合
SUSURU.TVさんの場合まずいラーメン屋をどう表現しているのかググっても流石にわかりませんでした。そう言うところも”SUSURU.TV”のブランド戦略としては成功していますね。
で色々と調べていたら他の美食系Youtuberの場合は隠語で、
・面白い味=まずい
・美味しい=普通
・気絶=美味しい
と言う表現をしていると言うのを聞いたことがあります(名誉の為、チャンネル名は伏せます)。何本か動画を見ましたが”気絶”が出ることは滅多になく「ほほう、余程美味しかったのだろうな」と思わせてくれて楽しいです。そう言う”暗黙の表現”ってのはいいですね。
SUSURU.TVのすするさんも基本的にはそう言うオブラートに包んだ表現をするのではないでしょうか?
また、SUSURU.TVさんの場合は企業案件もあるので、”ビジネス系ラーメン食べる人”になっているのかもしれませんね。
ただ、SUSURU.TVさんは”20xx年、本当に美味しいと思った店”と言うランキングをしていたり、美味しい店はリピートをしているので、それで判断するのも良いのかもしれません。
SUSURU.TVさんのことを指しているわけではありませんが、基本的に多くの美食系Youtuberやブロガーはあまり美味しくない食べ物に関しては『面白い』と言う表現を多用しているように思います。『気を衒った味=面白い味』みたいな感じで悪い印象は受けませんが、まぁそう言う事なんだろうなと思います。
某ブロガーの場合
僕がウォッチしているブロガーさんはよくお寿司を食べているので「プロブロガーってのはお金持ってるなぁ」と思ってみているのですが、美味しさの表現も1行で同じような事を書いていたり、とりあえず”悶絶!”と言う美味いんだかよくわけわらない表現している結果、「美味いのかまずいのか」わからない場合があるんですよね。
何もかも美味しいってのは誇大表現では?
孤独のグルメ気取りか?
この人は「朝食ビュッフェに目の前でオムレツを作ってくれる人がいなくて残念」とか書いてある事が多いので、美味しい・まずいよりも「自分が望んだサービスを提供してくるか?」に重みを置いているのかもしれません。
あと、この人は、繊細な味の寿司を食べたあと(ジャンクな)串カツで締めると言う謎の食べ方をしているのでそもそも美食家ではないのかもしれません。
まずいと言う評判で有名になったラーメン屋
ちなみに店主が既に他界して店を畳んでしまいましたが、伝説のまずいラーメン屋で”彦龍”と言う店がありました。
テレビのコンプライアンスがまだゆるかった時代にダウンタウンの番組で「まずいラーメン屋があるのでロケに行こう!」と言うのがありました。
店主の強烈な個性も相まってそのテレビをみた人が「伝説のまずいラーメン屋に食べに行こう!」と言う人が結構多かったみたいです。
ダウンタウンが”まずい”と言ってブームになった時代
ちょうど日本ではブログがブームになり始めた頃で、物珍しさに食べに行って「いかにまずかったか?」と言うエントリーを書くと言う奇妙な現象が起きたりしました。
この店はダウンタウンが「まずいラーメン屋」と紹介しなければもっと早くに店を畳んでいたでしょう。珍しい例です。
ちなみに僕が上京する前に同じように「北海道で、不味すぎてリピーターができるラーメン屋がある」と言う噂を聞いたことがあります。「不味すぎたのは(こんなのでは店として営業できるはずがないから)俺の体調に問題があったのかもしれない。もう一回体調万全の時に食べに行こう!」と言うものです。
んで、「2回目に行って『やっぱりまずかった』と言う結論になるんだよ」と言うエピソードを友人から聞かされたものでした。
なんか”すべらない話”みたいな感じで聞いてた思い出があります。
まずい店は載せないと言う選択
美食家として「え?あの店をおすすめしているの?」っていうレッテルは厳しいものがあります。
稀代の美食家”北大路魯山人”(美味しんぼの海原雄山さんのモデルとも言われています)さんくらいになれば、「俺の舌が絶対!」と言い張ることもできるでしょうが、まぁ普通のブロガーで美食家を名乗っている場合は厳しいですよね。
Youtuberとしては撮れ高もあるでしょうし、ブロガーだって経費で落とすためには結果として公開しないといけないんですけれど、やっぱりおすすめできない店をストレートに”不味い”と書くのは誹謗中傷にあたるとして、思い切って”公開しない選択”って言うのがあっても良いと思うんですよね。
僕は、美食家ではないですし、 “食べ物”カテゴリーもカップラーメンばっかりなので自他共に認めるバカ舌です。
そんな僕でもまずいものはあるので、「どんな感じでまずかったのか?」と言う情報を出したりしますね。
まずい店はまずいと言う勇気
美味しんぼの海原雄山は「誰ダァ!これを作ったのは!」とまずいものに対してキレる美食家です。
まぁ、漫画だから許されるってのもありますけれど、僕は美食家(食に対して強いこだわり)を持つのであれば、「まずいものはまずい」と言うべきだと思うんですよね。
僕は家系ラーメンが好きですけれど、家系ラーメンの中でも『壱角家』系列の家系ラーメンは好きではないです。と言うか家系ラーメンを名乗って欲しくないです。
僕は好きな家系ラーメンの店は人におすすめしますが、『壱角家』系列はおすすめしないどころか「これを家系ラーメンと思われたら困るよ」と言うようにしています。
『壱角家』系列はフランチャイズ系列をとっており、「誰でも同じ味の家系ラーメンを提供できる」を目標にしています。なので、家系の命と言えるスープを工場で大量生産して冷凍して系列店に運んでいるそうです。
僕も1、2回間違って(?)入った事があるんですけれど、「うん、失敗。まずいな」と思ったものです。
僕は美食家にはこう言う”紛い物の”家系ラーメンを「これは家系ラーメンとは別物だよ。勘違いしないでね!」って警鐘する方面に動いてほしいと思っています。
そうしないと、勘違いした人に”家系ラーメンはまずい”と言う印象を与え、それがブログなどで広まってしまい、家系ラーメン自体を滅ぼす存在になってしまうからです。
まずいものはまずい、ただし「なぜなら」と言う理由を付けると良いと思うんですよね。
終わりに
僕は美食家ではないです。バカ舌です。
でも、そんな僕が食べても”まずい”と思う食べ物にお金を払いたくないんですよね。
まぁ、100歩譲ってお金は良いとして、ラーメンとか塩分が高いものに対してまずいものを食べることにより内臓に悪い影響を与えたくないんです。
「まずいものを食べて体壊した」とはなりたくないんですよね。
ただ、ラーメン二郎のように人によって「飛び抜けて美味しい!」と「まずくて食えない」と言うようなものが存在するのも事実。
あとは、高級店が奢り昂って手を抜いて味が悪くなるって話も聞きます。俗に言う「情報(ブランド名)を食べる」って奴ですね。
ラーメンハゲこと、芹沢さんの名言
そういうのは店に対しても客に対してもお互いに良いことはないので、本当の美食家を名乗るYoutuberやブロガーは「前に訪問した時は美味しかったけれど、今日はいまいちだった。季節のせいだろうか?」とか理由を添えて書いてもらいたいなぁって思うんですよね。
何でもかんでも「悶絶!おすすめです!」って書いてたら味がわかってない人って裏で笑われてしまうんじゃないでしょうか?
なので、まずい店は載せないか、(どこがどう言う風に)まずいって情報提供するってのも美食系Youtuberやブロガーの仕事なんでは?って思う今日この頃です。
では。